バトルスピリッツ少年激覇ダン&ブレイヴ
オールナイト上映感想


18年7月7日~8日に行われた上映会のレポートです。
トーク内容を全て語ってしまうと、イベントの意味が無いと思うので、意図的に一部内容を省いてます。


会場は三丁目駅のすぐそばにある新宿バルト9。最新の映画は勿論、サンフェスのように様々な企画も扱ってます。


通路にはメッセージボードがあり、ファンの方の思い思いのイラストやメッセージが書いてありました。さらにOP・EDや印象的なシーンの生原画も。アタリや迷い線が少ないのにきちんと体が描けていて、プロの仕事に驚嘆しました。


トークショー

22時の開場と共に、キャスト・シリーズ構成の御三方が登壇。ダン役の緒乃さんは綺麗で爽やかなお姉さん。硯役の阪口さんはまるで芸人みたいにボケを次々にかます面白い人。 構成の冨岡さんは想像していたよりも気さくでいい人に見えました。ああ言う脚本描いてるのでもっと気難しい人かと勝手に思ってた。光焔というタイトルは司会のバンダイの方が決めたそうですが、 バトスピを意識して、光主の光とダン君のイメージである炎を組み合わせた言葉だそうです。サンフェス自体はバトスピを皮切りに色んなアニメの上映が一ヶ月続くと言うイベントなので、 その代表のようなポジションとして扱ってくれて嬉しいです。

緒乃さんの第一声は「ゲートオープン、界放!!」でした。生で聞けて良かった。阪口さんは「ボクのカード、見たい?」。その後に「でも僕(阪口さん本人)は今日爪を切ってきてない、硯みたいに深爪になるまでは切らないよ!」と言って会場に笑いが起きました。

ダン君、硯君を始めとする光主の話や、脚本・収録現場にまつわる裏話などが色々と聞けて、情報が濃くて楽しかったです。 ネット上で湯元さんが「シリーズが三部作だった」と語ってましたが、これは冨岡さんから否定されていました。 監督の中でそういう続編のアイディア自体はあったそうですが、それを当初からの三部作だったと勘違いしたのかな。 続編の設定を元にノベライズしてくれないだろうか?とか淡い期待を抱いてたのですが、冨岡さんの声を聞く限り難しそう。

逆に『ダン』で終わらせる予定だった時の話なども聞けました。話を聞く限りでは漫画版が近いと思います。カードの売上も上々で、アニメの評判も良かったため、誰にも文句を言われる事がなく のびのびと話を書く事が出来たそうで、そのためにどんどん闇が深くなっていったそうです。でも、そのおかげで一本芯の通った骨太な話が出来たのだと思います。

「兄様はブレイヴでどうしてああなったのか?」という質問を何度も送りましたが採用されませんでした。これが最初で最後のチャンスだったと思うので、 自分で納得のいく答えを出していくしかないんだろうな。トークショーの中で冨岡さんの方から「光主が落ち込んでいく様子も描こうと思ったが、ホビーアニメなのでカードの方を優先した」と間接的に補足されてました。うーん、個人的にはやっぱり納得は出来ないですね。色んなキャラの台詞から察する事は出来るのですが、少しでも、辛くても直接見たかったです。

プレゼント抽選会には、くじの入った等身大のハロが使われてました。当たらなかった。欲しかった。クジは座席番号が書かれていて、そこに座ってる席の方が当たるという仕組み。空席が当たると、会場がシーンと静まりかえるため、BGMで流れていた「熱烈ANSWER」がうっすら聞こえてくる。「小野Dの気持ちの悪い歌が聞こえて来る!」と阪口さんが叫び、笑いが起きてました。仲良いんだなぁ。

最後に緒乃さんが「みんな、またな!」と言って退場。またこういうイベントやってほしいです。


上映

バトスピのTVアニメの映像はそのまま映画館でも通用するんだなぁとクオリティの高さを再認識。作画の良い回が多かったので、特にそう思いました。スピリット同士のバトルは大画面で特に迫力が増したと思います。線も綺麗だった。 新宿バルトは特に音響にこだわっているそうで、サラウンド処理がされてる作品ではないと思いますが、DVDでは聞こえづらいような環境音もしっかり耳に入ったり、立体的に音を感じる事も多々ありました。

熱烈ANSWERは、曲がかかる度にどよめきが起こってました。あのチョイスは今でも不思議だし、異色ですね。でもラストカットのダンさんとまゐちゃんは好きです。

あとは睡魔との戦い。流石に7時間は長かった。休憩を4話ごとに挟んでくれたので助かりました。

内容が分かっていても、「緑の暴風がやむ時」は泣きました。「ラグナロックデッキ」も泣いた。何度も泣いてるけど、やっぱりまた泣いてしまった。百瀬兄妹大好きです。


最終話「黎明」が終わると、文字通り夜が明けていました。綺麗な朝の都会。このイベントをずっと楽しみにして過ごして来たので、TV放映の最終回を見終わった時に近い喪失感を再び味わっています。こういう衝撃の残る作品は中々無いと思うし、やっぱり大好きなアニメです。




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