Xrd SIGN ザトー=ONEと終戦管理局

2015年6月 記


家庭用Xrd SIGNのライブラリにある「終戦管理局」と「ザトー」を見て疑問に思ったこと。

※ドラマCD「ナイト・オブ・ナイブズ」と家庭用SIGNのネタバレ。

Q=問題・疑問に思った箇所
A=自分なりの答え、考え


Q.終戦後に行き場をなくした兵士達に居場所を作ろうとして軌道修正を図った
A、と言うのはスカウトしたという認識でよいのか。
孤児を救おうとしたのは自らの境遇と重ねたりして見過ごせなかったからかなと思うのですが、兵士にまで救済の手を差し伸べる意図は単純に利益になるからだと思うのです。
ちょっと文章とは違うようになってしまいますね。

疎ましく思いながらも手を焼いていた古参の幹部達を、ザトー自らが引き入れた武闘派たちで一掃しようという目論見もあったのかも知れません。組織の長と言えど、相当の規模だったらしいので、ままならない事もあったでしょう。


Q.その後、ザトーの意に賛同したマイニングが終戦管理局を作り・・・
A.組織の末端に居たザトーは終戦管理局から禁呪を提供されたのに?

少なくともザトーが禁呪を手にする以前から存在したはずの終戦管理局が、ザトーがリーダーになってからまた誕生した?終戦管理局が二重に誕生する愉快な事態になっています。

おそらく、マイニングの存在をストーリーモードで際立たせるためにこうした設定を用意させる必要があったのでしょう。ここも疑問に思っています。何故、マイニングなのか。別に有力者であれば、デンブコウモーンでも、誰でも良かったはずです。

マイニングが終戦管理局を興したとすると、ザトーに禁呪を与えたのは元老院が直接・・・でしょうかね。


Q.終戦管理局によって、組織の平定と歴史が生んだ闇の収束を担うこととなった。
A、実は終戦管理局の創設者だったマイニング。カルローニ国は小さい国で、武力もそれほど持たなかった。だからこそ禁呪を利用した生態兵器を作るべく、危険を承知でアサシンに接触した。

これがマイニングのドラマCDでの行動の動機であったと思うのですが、終戦管理局を作る事が出来るような権力者、つまり世界を牛耳っていた元老院に近い立場であれば、小国の宰相などという地位に甘んじる必要もないし兵器を欲する理由も無かったと思うのですが、どうなのでしょうか。あるいはさらに権力を欲したためのゴールドシリーズだったのでしょうか。

元老院とすでに繋がりを持っていたザトーが、終戦管理局という情報機関の設立を元老院に促した。表向きは勿論、元老院のために役立てると上手く口を合わせてはいたけど、裏では組織の運営や自分のために利用するつもりだった。勿論、元老院側には見抜かれていたろうし、ザトーもそれを承知の上だったと思う。

そして、その責任者として自分が弱み(クーデターを図ろうとしたと言う)を握るマイニングをあてた。と言う感じでしょうか。いずれにせよ、過去の設定と大きく矛盾するので見直して欲しいところですね。



終戦管理局の発足が2177年、その翌年、2178年に裏切られたザトーが逮捕されます。「次は無い」と言いながらも、一度はミリアさんの裏切りを許したザトーですが、それでも激昂してしまったのは、ようやく自分の意に沿う様に組織が変わったのに、それを崩してしまったのが許せなかったのでしょうか。例え最愛の人でも。

あのドラマCD、パラレル設定だったら良かったんですけどね。つまり、ザトーがミリアさんの裏切りを許すと言う設定のままにして、 そのままパラレルシリーズとして描いていけば良かったんじゃないか。ミリアさんは今以上に自分が裏切った事に対して心苦しくなりますよね。

Xrdだとザトーも過去のことを許せるようになっていますけど、過去に殺しあった事実が無いとなると、また色々違ってくるんじゃないでしょうか。衰弱してエディに乗っ取られると言う展開も無かったと思いますしね。




トップ / 次へ
▲top inserted by FC2 system